コロナを理由とした面会交流拒否は可能か |西宮・尼崎の弁護士による離婚法律相談

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コロナを理由とした面会交流拒否は可能か

子どもがいる状態で離婚した場合、親権を持たない親と面会交流をすることが義務付けられています。面会交流は基本的に認められなければいけないものですが、状況によっては拒否することも可能です。

では、新型コロナウイルスを理由に面会交流を拒否することはできるのでしょうか?

 

面会交流とは?

面会交流は、離婚をした際に親権者とならずに子の監護養育をしていない親が、子どもと会ったり、同じ時間を過ごしたりしてコミュニケーションできるという権利です。

離婚をする時に、面会交流の頻度や方法などを相談し、離婚協議書や離婚調停で具体的に取り決めるケースが多くなっています。

既に面会古流について取り決めがなされている場合、新型コロナウイルスの感染防止という理由で、面会交流を拒否してしまうとトラブルに発展する可能性が高くなると予想できます。

具体的な取り決めがなかった場合でも、定期的に行われていた面会交流を突然拒否してしまうとトラブルに発展してしまう可能性が全くないとは言い切れません。
 

新型コロナウイルスを理由に面会拒否する場合に押さえておきたいポイント

新型コロナウイルスに感染するリスクは誰もが持っていますが、そのリスクを少しでも減らすために面会拒否をしたいと考えるケースもあるでしょう。

そのような場合、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。
面会を拒否する際に、「感染者が急激に増えているから」、「公共交通機関を使わないと会いに行けないから」、「子どもが感染することをこわがっているから」といった理由では納得してもらえない可能性も高いです。

そのため、相手を説得できるようなポイントを押さえておかなければいけません。
 

面会交流ができない理由をきちんと説明する

感染するのが怖いという漠然とした理由では、面会交流を拒否できる可能性はかなり低いです。
相手に納得してもらうためには、どのくらいの感染者がいるのかを示し、リスクがどのくらいたかいのか理解してもらう必要があります。
具体的にきちんと説明すれば、納得してくれる人が多いでしょう。
 

面会交流が可能になる基準について話し合う

新型コロナウイルスが完全に収束するまで待つという条件にしてしまうと、いつになるか分からないため、相手から納得してもらうことはできません。

面会交流を拒否され続けてしまうと、「もしかしてもう会えないのかもしれない」という疑いを持つようになってしまう人も中に入るでしょう。

それでは関係がより悪化しかねないので、感染者が1週間以上出ていないなどの条件で面会交流を再開すると取り決めた方がお互いのためになります。
 

間接交流を提案する

新型コロナウイルスの流行によって、zoomなどのビデオ通話ツールを使う人が増えました。
面会交流にもそのようなツールを取り入れてみるにもおすすめです。間接交流であれば、外へ出かける必要もないため、感染リスクを回避できます。
 

オンライン面会交流を支援する団体も

新型コロナウイルスの影響で面会交流できない親子が増えているのは事実です。
そのような状況の中で、オンライン面会交流を支援する団体も出てきました。
どうしても面会交流が難しい場合は、そのような団体が提供しているサービスを利用してみても良いでしょう。
 

面会交流の現状

新型コロナウイルスがはやり始めてから面会交流は難しい状況になりました。
緊急事態宣言は解除されていますが、感染者数は依然増え続けている状況です。
そんな中では面会交流を避けたいと思う気持ちもよく分かります。
しかし、面会交流は親子にとってとても大切な時間なので、何とかして実施したいと思っている人も中にはいます。
 

一般社団法人による支援

東京や神奈川で面会交流支援事業を行っている一般社団法人びじっと・離婚と子ども問題支援センターでは、コロナ禍における面会交流を推進する取り組みを行っています。
その取り組みでは、オンライン面会交流を行っているのです。
新型コロナウイルスの影響だけではなく、台風などの自然災害による被害を受ける地域もあるため、子ども安否を確認したいと思っている人も増えています。
アメリカなどでは、すでにオンライン面会交流が一般的となっていますが、日本ではまだまだマイナーな方法です。

しかし、一般社団法人びじっと・離婚と子ども問題支援センターが行ったオンライン面会交流に参加した人からは高評価を得ているので、多くの人に受け入れられる方法だと言えるでしょう。
今後は、全国各地で取り入れられることが期待されます。

 

まとめ

新型コロナウイルスの感染拡大によって、面会交流に対する不安感が高まる気持ちもよく分かります。しかし、それだけの理由で面会交流を拒否することはできません。

実際に会うのが難しい場合は、オンラインを活用した方法も考えられます。
お互いに話し合いどのような方法が理想的なのか考えてみてください。

オンライン面会交流を支援している団体もあるので、そのような団体に話を聞いてみるのも良いでしょう。

後になってから後悔しないためにお気軽にご相談ください。

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