男性のための離婚相談
男性の離婚は不利?
最近は、当事務所にも男性の方からの相談が増えています。
特に、男性の相談者の悩みで多いのが
- 突然、妻から離婚を言い渡された
- 妻が浮気をしている
- 妻から高額な慰謝料を請求されている
- 妻に親権を渡したくない
- 財産分与で納得できない
- 現在住んでいるマンションを追い出されたが、ローンを払っているのは自分だ
- 浮気の証拠をつかまれ、離婚を迫られている
- 妻に落ち度はないが、価値観が合わない妻と離婚したいのだが・・
と言ったものです。
ここで、前提として男性の方に理解しておいていただきたいのが
男性の離婚は、注意しないと不利になることが多いですよ!
ということです。
日本では親権はほぼ母親に行き、その場合多くは父親が養育費を負担します。
ローン付きのマンションを購入した場合、離婚すると、ローンを払い続けないといけないのも多くが男性です。
これだけではなく、突然妻から離婚に関して不利な条件を突きつけられ、子どものためを思い、泣く泣く不利な条件を受け入れて離婚したという男性もいます。
また、浮気の動かぬ証拠をがっちりと固められた後に離婚を突きつけられ、高額な慰謝料を払わされている男性もいます。
離婚の際には、女性以上に、より周到な準備が必要なのが男性だと言えるでしょう。
男性の離婚のポイント
まず、男性は、平日は日中、仕事をしており、仕事帰りに法律事務所に相談に行くのも面倒だと思われる方も多くいらっしゃいます。
離婚に関して、時間をさきたくないと思われる方も多いでしょう。
そこで、男性の生活に合わせて動ける弁護士を探す必要があります。
具体的には、例えば土日に法律相談や打ち合わせをすることが可能な法律事務所です。
これが意外に重要で、離婚には細かい打ち合わせや、書類作りが不可欠です。
その際に十分集中できる環境を整えるか否かで、勝敗が分かれることすらあるのです。
日中の仕事のペースを狂わせることなく、離婚の準備ができれば、それに越したことはないでしょう。
当事務所では、以前より、土日祝日に動ける弁護士の必要性を強く認識しており、基本的に土日祝日の対応をさせていただいております。
また、男性の方は、場合によっては、職場やご近所には知られたくないということもございます。
特にお客様の社会的な信用に不用意に傷がつくことがけっしてあってはなりません。
当事務所は、プライバシーの厳守を徹底しており、完全個室でお話をお聞きします。
また、法律相談や打ち合わせの前後に、依頼者同士が顔を合わせたりすることがないよう事務所にお越しいただくお時間には徹底的に配慮しております。
最後に
男性は、離婚に関しては、最終的に面倒になってしまい、妻の条件を飲んでしまうということが多々あります。
離婚調停は、平日の昼間(ほとんどが10時~17時の間)に期日が入り、申立がされると1か月に1度は裁判所に出向かねばなりません。
会社に勤務している男性はもちろんのこと、自営業をされている方でもかなり負担になるものです。
この点も、男性がたとえ多少不利な条件でも、早期の離婚解決を望む理由かもしれません。
また、最初の準備段階での出遅れもよくあることです。
ご主人が会社に行っている間に、奥様が法律事務所や探偵事務所を訪れ、証拠をつかむために着々と準備しているなどという話は、ドラマの世界だけのことではなく、実際によくある話なのです。
男性は、日中は仕事に拘束され、夜は飲み会があったり、仕事で疲れていたりで、法律事務所に訪問する時間などなかなかないのが実情でしょう。
どうしても男性の方が離婚の準備は出遅れてしまいがちです。
裁判所と同様、休日に営業している法律事務所は少ないのも一因かもしれません。
離婚を考えている男性は、できるだけ早く専門家に相談し、話しやすくて信頼できる弁護士を探すことがまずは一番大事なポイントです。
日本は、まだまだ男性の離婚は不利な状況であり、何はともあれ、早めの準備をすることが納得のいく離婚をするために欠かせない重要ポイントなのです。