背景
夫から一方的に離婚を申し立てられ、夫は出ていき、別居が開始しました。
ただし、妻は夫を愛していて、絶対に別れたくないと思っていました。
依頼人は30代後半の専業主婦。3人の子どもたちにも恵まれ、幸せに暮らしていたのですが、ある日、一方的に夫から離婚してほしいと言われて、不幸のどん底に突き落とされました。
相談内容と弁護士対応
このような場合、まず夫の不倫を疑うのですが、夫は不倫はしていませんでした。実家の年老いた両親の面倒を見るために、実家に帰りたいのとのこと。依頼人は、夫の両親の面倒はなるべく見たくないと言ったことがあり、非常に後悔しておられました。
誰しも完璧ではないですし、今更後悔しても始まらないので、前を向いて頑張りましょう、ということで、復縁の道を探ることになりました。
結果
相手はすでに弁護士がついていたので、調停をすぐにも起こしてくる可能性もあり、余談は許さない状況でした。
相手弁護士との交渉を重ね、しばらくは別居のまま様子を見ることにしました。
その後、面会を拒否していた夫の態度は、徐々に軟化し、月に数度は家族で一緒に出掛けるようになり、無事に家に戻ってきました。
離れている時間があったことで、奥様も相手に言ったことやしたことに対してかなり反省しておられました。当たり前だと思っていると、感謝することも忘れ、ややもすると傲慢になったりすると思います。
今回は別居を経て、相手の気持ちを思いやれる夫婦なるお手伝いをすることができたと思います。