離婚をするにあたり、お金の問題は大切です。
特に財産分与は、慎重に進めていく必要があります。いったん財産分与をして離婚した後に、相手が他に財産を持っていることがわかったとしても、原則として再度の財産分与という話にはなりません。
そのためにまずやっていただきたいのが、財産分与の対象となる財産のリスト化です。夫婦共有の財産をすべてリストアップして表にしてみましょう。
表にしたら、絶対に自分が欲しい物、特に必要ない物などと言う風に分けてみましょう。そのような形で整理することで、今後の協議や調停での交渉において力をいれるところがわかりやすくなります。
弁護士に依頼される場合でも、そのようは表があれば、取りこぼしが少なくなります。例えば、一般的には価値のない物でも、本人からすれば思い出の品で手放したくないというものがあります。表の横に星印をつけたり、蛍光ペンなどでわかりやすくしておくと便利です。