借金を減らしたい。毎月の返済額を減らしたい
高額な借金を抱える中、毎月訪れる返済に苦しんでいる方は少なくありません。
返済にかかる悩みを減らすためには、支払い方法への工夫や、債務整理により、返済額を減らすことが重要です。
それを踏まえ、本記事では、毎月の返済額を減らす方法について解説します。
借金返済を早めるコツについても触れるので、ぜひ参考にしてください。
毎月の返済額を減らす方法3選
毎月の返済額を減らす方法は次の3つです。
- ・低金利ローンへ借り換える
- ・おまとめローンを活用する
- ・債務整理を行う
このうち、債務整理は、法的手続きにのっとり、借金問題の解決を図る救済制度です。
借金を大幅に減額できる手続きですが、まずは前者の2つの方法を実行し、独力での解決を目指しましょう。
低金利ローンへ借り換える
高金利のカードローンを使用している場合は、低金利ローンに借り換え、返済負担を抑えましょう。
実際、借入先が消費者金融や信販会社のカードローンの場合、利息が15〜20%と高金利です。
高金利は消費者金融会社や信販会社が利息制限法で定められている合法利息の上限近くでお金を貸し付けているためですが、低金利ローンへの借り換えによって利息を下げられ、返済総額を抑えられます。
例えば、金利18.0%で100万円を借り入れていた場合、返済総額は152万3,580円ですが、金利12.0%のカードローンに借り換えることで、18万8,940円ほど返済利息を抑制可能です。
おまとめローンを活用する
複数社から借り入れている場合は、おまとめローンを活用しましょう。
おまとめローンは借り換えローンの一種で、2社以上の借入を1社の借入にまとめるローン商品。
返済先の一本化により、利息を下げ、毎月の返済額を少なくできるメリットがあります。
おまとめローンは、返済総額の低減だけがメリットではありません。
返済先が1社になるため、複数回発生していた返済日を1つにまとめられます。
結果、毎月の返済管理が容易になるでしょう。
債務整理を行う
上記方法を実行できない場合は、債務整理を検討しましょう。
複数ある債務整理のうち、毎月の返済額を減らす最も基本的な手続きが、任意整理です。
弁護士や司法書士を通じて借入先と直接交渉する任意整理は、交渉が成立すると、将来利息や遅延損害金などを免除してもらえます。
結果、借金返済は元金のみとなるため、借金の返済総額を減額できるほか、月々の返済額の負担を下げられるでしょう。
借金返済を早めるためのコツ
借金返済を早めるためのコツは、次の5つです。
- ・家計を見直す
- ・副業で収入を増やす
- ・繰り上げ返済や一括返済をする
- ・月々の返済額を増やす
- ・金利の高い借金から優先的に返済する
借金返済は、支出入の管理だけでなく、返済方法を工夫することでも早めることが可能です。
ぜひ上記方法を実践してください。
家計を見直す
返済に回せるお金を捻出するために、まずは家計を見直しましょう。
家計の見直しは、借金がある現状から、健全な状態にする上で必須な取り組みです。
具体的な見直しについては、家計簿をつけることで、支出入の見える化を図り、節約できる出費を見つけましょう。
節約できる主な出費は、次のような費目があります。
- ・家賃
- ・電気やガスなどの光熱費
- ・携帯電話代やインターネット利用料などの通信費
- ・自動車保険や生命保険、火災保険などの保険料
- ・動画配信サービスやECサイトなどのサブスクリプション利用料金
このうち、通信費は、大手携帯会社から、格安SIM(スマホ)に乗り換えることで容易に削減可能です。
通信費以外にも、テクニック次第で、出費を削減できる費目はあるため、ぜひ検討してみてください。
副業で収入を増やす
借金の返済額を増やすためには、副業で収入を増やすという選択肢も検討しましょう。
副業の手段は多種多様です。
例えば、ランサーズやクラウドワークといったクラウドソーシングサイトで、在宅ワークをするといった方法があります。
専門的スキルがあれば、プログラミング設計やホームページ制作といった仕事を企業から直接的に受けてもよいでしょう。
繰り上げ返済や一括返済をする
ボーナスや副業での臨時収入で、返済に余裕がある場合は、繰り上げ返済や一括返済をすると良いでしょう。
繰り上げ返済は、毎月の支払いとは別に追加で返済する方法です。
繰り上げ返済した分のお金は全額が元金に充当されるため、より早く元金を減らし利息総額を抑える効果があります。
一方、一括返済は、借金の残高を一括して返済する方法です。
当然、残高を一括返済してしまえば、その後の返済は一切発生しません。
手元の資金に余力がある時は、一括返済も検討しましょう。
月々の返済額を増やす
なかなか元金が減らない場合や収入に余裕が出てきた場合は、月々の返済額を増やすことも検討しましょう。
月々の返済額が増えれば、元金の完済が早く進み、利息を抑えられます。
結果として、最終的な支払総額を抑えることも可能です。
例えば、年利2%で100万円を借り入れ、返済期間を10年に設定した場合、利息総額は10万4,101円です。
しかし、月々の返済額を増やし、返済期間を8年にすると、利息総額は8万2,917円に抑えられます。
金利の高い借金から優先的に返済する
金利が高いと長期的な利息額が膨らみやすい傾向を踏まえ、金利の高い借金から優先的に返済しましょう。
金利が高い借入先には、消費者金融のカードローンやクレジットカードのキャッシングがあります。
これらの借入先については、支払う利息総額を抑えるために可能な限り早く完済しましょう。
月々の返済額を減らしたい場合は弁護士にご相談を
毎月の返済額を減らす方法には、低金利ローンへの借り換えやおまとめローンの活用があります。
いずれも有効な手段ですが、毎月の返済額を減らす上で最も効率的な法的手続きが任意整理です。
任意整理を検討している場合は、弁護士に依頼するとよいでしょう。
法律事務所は、任意整理で実績が多数あります。
毎月の返済額を減らす方法についても、的確なアドバイスをします。
まずはお気軽にご相談ください。