離婚したら配偶者の債務保証人から抜けられるか? |西宮・尼崎の弁護士による離婚法律相談

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離婚したら配偶者の債務保証人から抜けられるか?

離婚した場合は様々な手続きが必要となり、今後他人となるために変えていく部分があります。
戸籍などは手続きだけで済ませられるのですが、実は債務保証人になっていた場合はとても難しいケースがあります。
ここでは、離婚した場合に債務保証人から抜けられるのかという疑問について答えていきましょう。

 

債務保証人とは?

債務保証人とは、お金などを借りている債務者が返済できなくなった際に代わりに保証人が債務を支払わなければならないことです。
自分自身は借りているお金などがなくても、家族や親せきなどの保証人になっていた場合、借りている人が返済できなくなればその保証人となった以上、支払う義務が生じます。
保証人になって欲しいと頼まれて簡単に引き受けてしまうと、自分が代わりに他人の借金を背負ってしまう可能性が高いため、親切心から引き受けてしまうのは絶対に避けましょう。
しかし、夫婦でマイホームなどを購入する際にお互いを債務保証人にすることがあります。
親や兄弟には迷惑をかけられないため、配偶者の一方を債務保証人にすることが多く、これにより借入資金を増やすことも可能です。
そのため、マイホーム購入の際には夫婦の一方が債務保証人となる場合が多くなっています。
マイホームを購入した時には、今後この幸せがずっと続くと考えて購入していると思います。
もしマイホーム購入後に離婚となった場合、債務保証人は書類の提出だけで外すことができません。
また、離婚後も借りた金額が完済するまで契約を継続しなければならないのが債務保証人ということです。

 

離婚後でも債務保証人から抜けられない?

もし住宅ローンなどの借入の際に、夫婦の一方が債務保証人になったとします。
しかし10年後、ローンがまだ残った状態で夫婦が離婚しました。
債務保証人となった方が出ていき、戸籍も抜いて他の場所に住んでいるとしましょう。
書類上は全く関係ない他人になった状態であっても、債務保証人となった状態は変わらないため、万が一ローンが払えなくなった場合は債務保証人に支払いの義務が生じます。
なぜ離婚したのに、債務保証人という関係は継続しなければならないのか疑問に感じるかもしれません。
これは債務の保証そのものを借入先の銀行と契約しているため、戸籍上で他人となっていても関係なく、債務の責任が生じているということです。
借入を行う際に、銀行と返済できなくなった場合の保証をしますという約束によってお金を借りているため、夫婦という関係でなくなったからといって保証を取り消すということはできません。
つまり、離婚してもしなくても債務保証人という契約がされている以上、万が一の際には返済義務が発生するのです。
借入時に銀行と「離婚した場合は債務保証人から外れる」という契約が交わされていた場合は、離婚後に債務保証人という立場から離れることができますが、このような契約がされることはあまりないでしょう。
そのため、離婚と債務保証人は関係ないということです。

 

債務保証人から外れることは可能?

離婚後、新たに婚姻関係を結びたい人が現れた場合など、一刻も早く債務保証人から外れたいと思う人もいるでしょう。
しかしお金を貸している銀行側からすれば、お金をきちんと返済してもらえるように人的保証となる保証人や、物的担保となる不動産の用意をしてもらい、支払えなくなった場合でも回収できるような提示をしてきます。
借りる方も保証人などを用意して、万が一の場合でも返済に努めるという意志を示して借りています。
信用できるから貸したのに、保証人がいなくなったら困るというのが貸している側の言い分なので、離婚したからといって簡単に債務保証人から外れられないのが現実です。
しかし、以下の方法で債務保証人から外れる可能性があります。
 

・他の債務保証人を用意する

離婚をした場合、借りている銀行などに申し出て、代わりの債務保証人を提示してみましょう。
新たな債務保証人を用意したからといって簡単に変更できるとは限りませんが、大手企業や公務員など安定した職や収入の見込みがある場合は許可される可能性もあるでしょう。
 

・他の金融機関へ借り換える

今まで借りていた銀行とは別の銀行に借り換えの申し込みをすると、元の銀行には今までのローンが一括で返済されます。
これにより、特に申告しなくても債務保証人から外れることができます。
借り換えが可能か相談してから行いましょう。
 
離婚には様々な手続きを経て他人になるため、とても労力が必要となります。
しかし、さらに大変なのが債務保証人となっていた場合です。
書類の手続だけで済ませられることではないため、離婚したからといってそのままにしておくと、今後返済義務が生じる可能性があります。
上記で紹介した内容を参考に、債務保証人から外れたいと借入先に相談してみましょう。
少しでも離婚に関して疑問に感じる部分があれば、早めに弁護士などに相談して離婚と同時に全てに関係がなくなるようにしてみましょう。

後になってから後悔しないためにお気軽にご相談ください。

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