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離婚の弁護士費用はいくらかかる?着手金・報酬金の相場と費用を抑えるポイントを解説

2026-04-24
離婚

「弁護士に頼みたいけど、費用がいくらかかるか心配で踏み出せない」——離婚を検討している方からよく耳にする言葉です。弁護士費用に対して「高そう」「いくらかかるか想像もつかない」という不安を持っている方は少なくありません。
しかし実際には、費用の仕組みを正しく理解すれば「思っていたより安かった」と感じる方も多いですし、費用を抑えながらしっかりサポートを受けられる方法もあります。本記事では、離婚にかかる弁護士費用の内訳・相場・費用を抑えるコツまで、西宮市・尼崎市を中心に離婚案件を手がけるフェリーチェ法律事務所の弁護士がわかりやすく解説します。
 

① 弁護士費用の基本構造——何にお金がかかるのか

弁護士費用は「一括でいくら」という固定料金ではなく、いくつかの費用項目が組み合わさって決まります。まず全体の構造を理解しておくと、見積もりを受けたときに何の費用かがわかります。
 

主な費用項目

費用の種類内容支払うタイミング
相談料弁護士に相談する際にかかる費用。初回無料の事務所も多い。相談時
着手金依頼をスタートする際に支払う費用。結果に関わらず返金されないのが一般的。依頼時(契約時)
報酬金事件が解決したときに支払う成功報酬。獲得した利益などをもとに算定される。解決時
実費交通費・郵送費・印紙代・戸籍謄本取得費用など、手続きに実際にかかった費用。都度または精算時
日当弁護士が裁判所への出廷や出張をする際にかかる費用。発生しない事務所もある。都度または精算時

 
ポイント:「着手金+報酬金」が弁護士費用の中心です。依頼した時点で着手金を支払い、解決後に報酬金を支払うという流れが一般的です。
 

② 離婚の状況別・弁護士費用の相場

離婚の弁護士費用は、依頼する事務所や案件の複雑さによって大きく変わります。以下は一般的な目安ですが、実際には事務所ごとに料金体系が異なりますので、必ず事前に確認してください。
 

協議離婚のサポート

夫婦間の話し合いで離婚の方向性は決まっているものの、条件交渉(財産分与・養育費・慰謝料など)を弁護士に代理してほしい場合のケースです。

費用項目目安
着手金20〜40万円程度
報酬金獲得した経済的利益の10〜16%程度、または固定額
合計目安30〜80万円程度(条件交渉の内容による)

離婚調停

家庭裁判所に離婚調停を申し立て、調停委員を交えて話し合いをするケースです。協議離婚より手続きが増えるため、費用が上がる傾向があります。
 

費用項目目安
着手金30〜50万円程度
報酬金獲得した経済的利益をもとに算定
合計目安50〜100万円程度(期間・内容による)

離婚裁判(訴訟)

調停が不成立となり、裁判所に離婚訴訟を提起するケースです。手続きが長期化しやすく、費用は最も高くなります。
 

費用項目目安
着手金着手金 40〜60万円程度(調停から継続の場合は追加着手金)
報酬金獲得した経済的利益をもとに算定
合計目安80〜200万円程度(内容・期間によって大きく変動)

 
注意:インターネット上には「離婚費用◯万円〜」という表示をよく見かけますが、離婚の難易度・財産の有無・子どもの有無・相手の対応などによって実際の費用は大きく変わります。数字だけで事務所を選ばず、面談で見積もりをもらうことを強くお勧めします。
 

③ 弁護士費用が高くなりやすいケースと安くなりやすいケース

費用が高くなりやすいケース

  • 相手が強硬で話し合いが長引く(調停→裁判へ移行するケース)
  • 財産分与の対象となる財産が多い・複雑(不動産・事業・株式など)
  • 親権・養育費・慰謝料など複数の論点が絡み合っている
  • 相手方が弁護士をつけており、対立が激化している

費用が低く抑えられやすいケース

双方が離婚の条件についておおむね合意しており、書類作成のみのサポートで済む
財産がほぼなく、シンプルな離婚(子どもなし・共有財産なし)
早期に合意が成立し、調停・裁判に移行しない
法テラス(日本司法支援センター)を利用できるケース

④ 費用が払えない場合の選択肢——法テラスの活用

「弁護士に頼みたいけど、費用が一括で払えない」という方には、法テラス(日本司法支援センター)の民事法律扶助制度を利用する方法があります。
 

法テラスの民事法律扶助制度とは

一定の収入・資産基準を下回る方が対象で、弁護士費用を法テラスが立て替えてくれる仕組みです。立て替えてもらった費用は、月々5,000〜1万円程度の分割で法テラスに返済します(審査の結果、免除になるケースもあります)。
 

1 収入・資産要件の確認

世帯収入と資産が法テラスの定める基準以下であることが条件。単身者・子持ちの場合など、状況によって基準額が異なります。
 

2 法テラスへの申し込み・審査

法テラスの窓口(電話・オンライン)に連絡し、審査を受けます。審査通過後、対応弁護士が紹介されるか、自分で選んだ弁護士に法テラスを利用できるか確認します。
 

3 弁護士との契約・費用の立て替え

弁護士費用は法テラスが直接事務所に立て替え払いをします。依頼者は弁護士費用を直接支払う必要がありません。
 

4 解決後に分割返済

案件解決後、立て替えてもらった費用を月々少額ずつ返済します。生活が苦しい場合は返済猶予・免除の制度もあります。
 
法テラスを使う場合でも、まずは弁護士事務所に「法テラスの利用を検討している」とお伝えください。対応可否は事務所によって異なるため、事前確認が大切です。
 

⑤ 弁護士費用を抑えながら良いサポートを受けるためのポイント

1. 初回無料相談を積極的に活用する

多くの弁護士事務所では、初回相談を無料または低額で行っています。相談だけなら費用はかかりません。「依頼するかどうかは後で決める」という気持ちで、まず話を聞いてもらうことが第一歩です。
 

2. 複数の事務所に見積もりを取る

弁護士費用は事務所ごとに大きく異なります。2〜3か所に相談して比較することで、費用の相場感がつかめますし、自分に合った弁護士を選ぶためにも有効です。
 

3. 早めに動く(こじれる前に相談する)

離婚問題は放置するほど争点が増え、解決が長引く傾向があります。長引けば長引くほど弁護士費用も増えます。「もう少し様子を見てから」と先延ばしにせず、早い段階で相談するほうが結果的に費用を抑えられることが多いです。
 

4. 依頼前に費用の上限・目安を確認する

契約前に「最終的にどのくらいかかりそうか」の目安を弁護士に確認しておくことが重要です。明朗な費用体系の事務所であれば、事前にわかりやすく説明してくれます。
 

⑥ フェリーチェ法律事務所の費用について

当事務所では、弁護士費用についてシンプルかつ明朗会計を徹底しています。「契約後に追加費用が次々と発生した」ということのないよう、依頼前に費用の全体像をわかりやすくご説明します。
また、初回相談は無料です。「まだ離婚するか決めていない」「費用の目安だけ知りたい」という段階でのご相談も歓迎しています。費用についての不安は、まず一度お話しください。
 

まとめ

  • 弁護士費用は「着手金+報酬金+実費」が基本構造
  • 協議離婚なら30〜80万円、調停なら50〜100万円が一般的な目安
  • 費用は案件の内容・難易度・期間によって大きく変わる
  • 費用が払えない場合は法テラスの民事法律扶助制度を利用できる
  • 費用を抑えるには「早めに相談する」「こじれる前に動く」ことが最も効果的

 
弁護士費用への不安が、相談の一歩を踏み出せない理由になっているとしたら、それはとても残念なことです。まずは無料相談で費用の目安をお伝えすることもできますので、お気軽にご連絡ください。
離婚のことでお悩みなら、まずはご相談ください。

著者

後藤千絵先生
弁護士

後藤ごとう 千絵ちえ

京都府生まれ。滋賀県立膳所高校、大阪大学文学部卒業後、大手損害保険会社に総合職として入社。

30歳を過ぎてから法律の道を志し、2006年に旧司法試験に合格。

08年に弁護士登録し、2017年にスタッフ全員が女性であるフェリーチェ法律事務所を設立。

離婚や相続など、家族の事案を最も得意とし、近年は「モラハラ」対策にも力を入れている。

著作に「誰も教えてくれなかった離婚しないための結婚の基本」(KADOKAWA)、『職場の嫌な人から自分を守る言葉の護身術』(三笠書房)がある。

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